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ばらかもん [2014年夏アニメ]

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作品紹介



2014年夏アニメ (全12話)

公式サイト

アニメーション制作

キネマシトラス

監督

橘 正紀

主な声優

半田 清舟   小野大輔

琴石 なる   原涼子

山村 美和   古木のぞみ

新井 珠子   大久保瑠美

木戸 浩志   内山昂輝

久保田 陽菜  遠藤璃菜 他


ステータス


シナリオ     ★★★★

笑い        ★★★

癒し       ★★★★★

感動         ★★★★★

         

オススメ度    ★★★★★


[新月]こんな人にオススメ

都会暮らし、毎日通勤ですれ違う人の仏頂面を拝み続ける毎日に疲れた。
また、自分が今、停滞しているなって感じた時に。


この島の住民達が、島の自然が、何かヒントをくれるかも!?
都会では得ることの出来ない"気付き"がこの島にはある。

[新月]合わない時の見切り判断基準

第1話

1話導入から、どんな話なのか分かりやすい構成になっていると思う。

 1話でどこかしら惹かれる部分があれば、最終話まで見続けて後悔することは無いと思う。

○個人的神回

第3話

末田「やす婆ぁぁぁ!!!」
(↓グッときたセリフ参照)

どんな話?



館長「長いこと運営していると目が肥える。
    実につまらん字だ。」


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とある受賞パーティーで、館長が書道家半田清舟(主人公以下半田センセイセンセイ)に言ったセリフ。

自分の作品を「つまらん字」と言い切った館長に半田センセイ、勢い余って館長を殴って(ぶん殴って)しまう。

書道会の重鎮に手を挙げるという、書道家生命が終了してもおかしくないレベルの半田センセイの行為に、彼の父親(書道家)は、

「お前は書道家の前に人間として欠けている部分がある。」

と、彼に単身島(五島)で暮らすよう言い付ける。


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(末田「あ〜、これは確かに人間として欠けてるものがある人の放つパンチですわ。」)


トイレはボットン、風呂はバランス釜、バスは一日一回等、

都会で育った半田センセイにとっては不便でしかなく、

さらには、館長を見返してやろうと【書】に没頭しようにも、

島の悪ガキや島の住人がしょっちゅうやってきて集中出来ない。

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こんな環境で良い字なんて書けるわけがない。

そう思っていた半田センセイだったが、

島の悪ガキ【琴石なる】との出会い、島の住民達の島民なら ではの暖かさや、島の自然と直に触れ合い、都会では得るこ との出来なかった様々な体験を重ねる事によって、 徐々に彼の心は変化する。

その変化は、彼の書く【書】にも大きく影響する。

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そんなお話。

感想



素直に観ていて気持ちのいいアニメだった。

別に島が空を飛び出したり、島の人間が夜な夜な一人づつ減っているとかそんなアニメならではのサプライズが起こる訳でもない。

一言で言ってしまえば、ただ主人公が慣れない島で生活し始めて、島に馴染んでいく話。

しかし、別に何か起こる訳でも無くても、この島の住民達の【ただ、普通に生活を送る】って行為それ自体が、都会で生活をし続けて来た者にとっては、驚きの連続で、いろいろな事を気付かされる。

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島の住人はただ普通に生活しているだけ。
彼らの行為や発言は、上から目線で悟らせようとしているわけでなく、それが【当たり前の日常】であるため、嫌味や押し付けがましさが無く、だからこそ半田センセイや末田の様なひねくれ者であっても自然に内に響いてくるのだと思う。

また、主人公である半田センセイの職業が【書道家】ってのもなかなかに珍しくて、表現を形にする事を生業とするだけあって、心の変化や
衝動が、作品として目に見えて表れるのがとてもおもしろい。

この島の生活で、半田センセイの作品が、さらには、怒りのまま反射的に杖を持った老人【館長】の顔面を貫いた半田先生自身も、この島でどう変わっていくのか。

最終話見終わった後、1話の半田センセイまた観返してみるのもいいかも。

あと、結構コメディー要素も豊富なので、 全体通して楽しい目で観ることが出来ると思います。

「ん〜 、マンダム!!」

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この作品を観終わった後の末田の反応

末田「あっ!今、なんかすげぇ良い字が書けそう!!」

推しキャラ


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「もうたくさんだぁぁ!!」

新井 珠子こと通称【タマちゃん

中学二年生。美和の友達。

半田センセイの家によく遊びに来る子供達の一人。

島民には隠しているが、漫画家志望。

半田センセイ曰く「同じ何かを書くことに喜びを見出した者

メガネを欠けていて地味な外見、パッと見おとなしそうで常識人な感じ。

しかし、脳内は、かなりぶっ飛んでる。 過去に、従兄弟に貰ったBL本の影響で、

時折【腐女子】的思考がよぎる。
本人はそんな自分を嫌悪している。

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個人的には【BL】関連はあまり好きな要素では無いけれども、この作品では、あまりクドく感じず、
こういった属性のタマちゃんのキャラクターは、【ばらかもん】の笑い要素として良いアクセントになっているのではないかと思う。

何気に普段はメガネを欠けてアニメ特有のメガネの反射で目が写らない外見の為、パッとしない印象だが、

海でみんなで泳ぎに行った際、

一瞬写るメガネを外して遊ぶタマちゃンを見て

末田「誰だこの美人は!!?」
と、末田を唸らせた。

個人的にぐっと来たセリフ


この作品、心に響いた名言、シーンは数あるが、
個人的には、第話やす婆のこのセリフがかなり印象に残った。

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上ばっかり見ちょるけんダメたいね

ゆっく待って、地面に落ちたっば取っとよ

チャンスは意外にも下に落ちちょるけんね


半田先生「やす婆!それでも取れなかったらどうすればいい!? 誰か俺より上手いやつがいて、どうしても取れなかったら!?」

そがんときはなぁ、

「どうぞお先に。」

譲ってやって、もっと太か餅ば狙え。


半田センセイが賞に出すために本土に送った力作が、

結果、准賞だった。

しかも1位を取ったのは自分より年下の若造だったと
報告を受けて落ち込んでいる時、【琴石なる】に餅拾いに呼ばれた先で出会った【やす婆】のセリフ。

自分より年下に追い抜かれて焦って「こんな島に来たから」「もっと書かなければ」と焦っている半田センセイ。

餅拾いで、餅を拾おうと頑張っても一つも取れず、今回の賞の結果と重ねて、

自分がどれだけ努力しても、世の中には獲れる人間と獲れない人間がいる。

書道を辞めようか、なんて考えていた半田センセイに対して餅拾いの達人やす婆からのアドバイス。

カッケェ!!カッケェよやす婆!!!

若い間は、もっと上を、もっと出来るようにと焦って周りが見えなくなる事は多々ある。
しかし、やす婆に比べて、若者の方が残された時間は遥かに多いのだ。

「譲っ事と拾う事さ辞めんば、 ほれ、こげんなもんたい。」 50032-640x359.jpg
老い先短い婆さんが言うからこその深みあるお言葉。

ありがたやありがたや。

オープニング・エンディング


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「らしさ」

SUPERBEAVER


エンディング
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「Innocence」

NoisyCell

個人的にオープニングの「らしさ」が好き過ぎる!
歌詞にメッセージ性があって自然に頭に入って来る。
ストーリーの内容にも合っていてなお良い。

始まり出しの【琴石なる】が玄関の扉を開ける場面から
末田「楽しい奴キター!!」
ってワクワクする。

プロモーションムービー







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