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響け!ユーフォニアム

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2015年春アニメ (全13話+OVA)
公式サイト

作品紹介


[新月]オススメポイント

京アニが手掛けた化物作画、映像クオリティーだけでも観る価値あり!!

バトルものじゃないのにヌルヌル動く。

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落ちぶれた吹奏楽部が全国を目指すガチンコ部活もの。

一文にもならん部活動でガムシャラ頑張る若人。

それが青春!!羨ましいと思えるほどに輝いている。

大所帯の部にアリアリな意識の統一感の無さや主人公のみならず部員それぞれの心理描写がなかなかにリアルで面白い。 リアルな女子が集まった部活動って感じ。

逆にそれゆえに観る人にとってはイライラするかも・・・



[新月]合わない時の見切り判断基準

第3話

指導者【滝先生】が新しく赴任してきてこれから全国目指して頑張っていくスタートになる話。

ここまでで全く惹かれることが無ければ見切るのもアリだが、

とはいえ、ここまで観たところ、全体通して、やる気のない者の多い部員達の意識改革は、なかなか容易な事では無いのが分かる。
それを熱に変える【滝先生】の煽りスキルや、指導力は見事というほか無い。


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こういった見所は、むしろこの話以降なもんで、よっぽど合わないのでなければ、ここで見切るのは少しもったいないような気も。

彼女達の演奏と同じく、回を積み重ねる毎に洗練されていく作品。



○個人的神回

12話

あまり言及は避けたいと思うが、主人公【黄前公美子】が自分の変化に気付いたシーン。

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過去、努力が実らなくて泣いていた娘を冷めた目で見ていた彼女がその娘と同じ涙を流している事に気付く。
作画、シナリオ共に密度が濃い!

どんな話?


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【黄前久美子】は、中学時代は吹奏楽部で励むも、高校では何か新しいことを始めよう。
と、知り合いの少ない【北大路高校】に入学。

まっサラな高校生活を謳歌しようとしていた。

しかし、高校生になって一番初めに出来た友達【加藤葉月】は吹奏楽部希望、
二番目に出来た友達は【川島緑輝】は中学時代吹奏楽部コンバスラブ。 もちろん吹奏楽部入部希望。

【黄前久美子】はそんな二人に誘われるまま、吹奏楽部に入部することに・・・

北大路高校の吹奏楽部、一年生入部希望者は他にもいるのだが、【黄前久美子】は、その中に中学で、同じ吹奏楽部だった、【高坂麗奈】の姿を見つけ、超ビックリする。

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というのも、中学時代、関西大会出場を賭けたコンクールでの結果発表。

結果は【金賞】(しかし、関西大会出場校に選ばれなかった金賞、通称ダメ金)。
【黄前久美子】は【金賞】だった事に喜び、隣で一人泣いていた【高坂麗奈】に

「良かったね、金賞で。」と声をかけるも、
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【高坂麗奈】は、喜んでなどおらず、ダメ金で、全国大会への道が途絶えてしまった事に悔しくて泣いていた。
そんな彼女に【黄前久美子】は、「本気で全国行けると思ってたの?」と心に思っていた事を口に出してしまう。

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そんな彼女がまた、同じ高校の、同じ部活に入ってきたもんなんで超気まずい。

さらにそこへきて、新しく顧問でやってきた【滝先生】が来たことによって、 この北大路高校吹奏楽部の目標が、明確に「全国優勝」と確定してしまったもんだから、中学時代に【高坂麗奈】にあんなセリフを発してしまった【黄前久美子】にとっては気が気ではないという。

そんなところから、北大路高校吹奏楽部の全国に向けた厳しい練習がスタートしていく。

感想


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「吹奏楽?興味が無い!笑い要素も無さそうやし、この京アニはハズレやろな!(キリッ)」
そう、思っていた時期が僕にもありました・・・


【甘城ブリリアントパーク】の次の京都アニメーション作品。

京都アニメーションの作品は結構好きでほとんど観ている。
個人的には、笑わせてくれる作品には愛着が沸いてしまう方なもので、
【甘城ブリリアントパーク】は、京都アニメーションの中でもかなり好きな作品だった。(ネットではあまり評価が良くない意見も結構あったのが少し悲しい・・・)

そんなこともあり、【甘城ブリリアントパーク】が終わって、その京都アニメーションの次回作、【響け!ユーフォニアム】のPVを観たときは、全く惹かれる事もなく、 「京アニだから観る」的な若干惰性の入った意気込みで視聴スタート。

はじめの方は、意気込みが意気込みだけに、「面白くないだろう」が先行し過ぎてしまって、それほど惹かれる事は無かった。

吹奏楽部ってこんな感じで楽器決めるんや、とかやる気のない部活動の描写がドロドロがほのかに漂っていて、なかなかリアルやな位の感想で、

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笑いもない、普通の部活アニメ。
それが、観ていて回が進むうちに、「あれ?この作品、かなりオモシロイんじゃね!?」から「あっ、これ、結構面白いぞ!!」って感じで右肩上がりに変わっていったという。

そう、思えるようになったきっかけというか、見所に「作画」と「滝先生の手腕」、「各部員の心理描写の丁寧さ」が大きく貢献していると、思う。

作画についてはやはりさすがの京アニクオリティー。
安心と信頼の出来栄え、どころかバトルものでも無いのにヌルヌル動く。

その為、ひとつひとつのキャラの表情や動作が、相当丁寧に描かれているため、その時その時の、心理描写、焦りや葛藤が非常に分かりやすく表現されている。

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感情移入しやすい。

さらに、その部員達のやる気を大きく揺さぶった【滝先生の手腕】には、本当に関心させられた。
女子が部員の大半を占める部で、練習熱心な部員も遊び呆けている部員も織り混ざった、まとまりのない、【ただ、楽器が吹ける集団】レベルの部活をひとつの方向にまとめあげるのは相当難しい事だと思う。

それを、【全国大会】目指す意識に向かわせた【滝先生】の煽りや指導方法については見事というほかない。

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怒鳴り散らすでも、修造でもなく、言っている内容は厳しい部分も多々あるが、あくまで穏やかに、部員一人一人に的確に理解出来る様に説明して理解させる。

口が上手い為に、彼の指導は論理的で逃げ場がない。
部員達は【粘着イケメン悪魔】という陰であだ名で呼びつつも、日々上達していくのを実感し、練習に励む。

その一連の流れは若干トラブルもありつつも非常にスムーズで、【指導者】という存在の重要性を実感させられる。

そういったこの作品の魅力を、京都アニメーションの丁寧な作画技術によってより一層際立たせて非常に良い作品に仕上がっている。

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吹奏楽に興味が無い、という理由だけで見切るにはもったいないと思う。
良いスポコン作品だった。

推しキャラ


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加藤葉月

主人公【黄前公美子】、【川島緑輝】と共に吹奏楽部に入部した未経験者。

楽器は先輩の口車に乗せられて元々の希望楽器ではなく、チューバを担当することに。

はじめは嫌がっていたものの、後にチューバの魅力に気付き、愛着を持つように。

未経験ながら練習熱心でお調子者タイプ

個人的にはあまり好みのキャラではない。

しかも、彼女は、この作品では、

大会に出場するに当たって定員に対して部員数の方が多いため、未経験の彼女は溢れて大会に出場できず二軍。
部内で芽生えた恋心も叶わず失恋。

など、頑張っても報われない事の多いキャラ。

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嫌いでは無いけれども皆が大会に向けて頑張っている時に、恋愛・・・だと!?
って感じで良い印象が無かった。

しかし、OVA第14話。「かけだすモナカ」

この話で彼女の印象が大きく変わった。

本編では大会当日、一軍の部員の演奏にスポットが当たっていたが、このOVAは大会に出場出来ない二軍の舞台裏話。

大会出場することの出来ない二軍の部員【チームモナカ】が、自分達も何か出来ることは無いか、と一軍の部員を影で支えようと色々していた事も心を打たれたが、

そのなかでも、この加藤葉月、彼女の裏での頑張りが一軍のあの演奏にささやかながらも大きく貢献していたという。

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TV版本編では、戦力外、恋愛実らず、という良いとこ無しだった彼女が、 それでも腐らず、部のために必死に走る姿に素直に感動してしまった。


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個人的に印象に残ったセリフ


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「月に手を伸ばしたんです!!」
【川島緑輝】が失恋してしまった娘や頑張りが実らなかった相手に良く使うセリフ。

本人自信も、
「月に手を伸ばすのがみどりの信条です!たとえ届かなくても!」
というように、良い信念をお持ちのよう。

こういうセリフって個人的にはかなり好き。

オープニング・エンディング


オープニング
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「DREAM SOLISTER」/TRUE

エンディング

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「トゥッティ!」/北宇治カルテット

オープニングもエンディングも元気の出るハイテンポな良い曲。

エンディング曲、パット見仲良し四人組がはしゃいでいるように見えるけれども、黒髪ロング【高坂麗奈】。

主人公【黄前公美子】以外の二人とはほとんどってか全くレベルで会話することが無かったという・・・


プロモーションムービー




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[コピーライト]武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

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